ウィッツ青山学園高校がトンデモ授業…下村博文氏と親密な関係?

USJ散策は「美術」 インチキ高校が10年も野放しのワケ

 国の就学支援金を不正に受給していた疑いで家宅捜索を受けた「ウィッツ青山学園高校」(三重県伊賀市)が、トンデモ授業を行っていたことが発覚した。文科省が「過去に例がない極めて悪質なレベル」と表現するほどで、その内容は呆れ果てるものだ。具体的に列挙してみる。

▼大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」での買い物のお釣り計算を「数学」

▼USJでの散策は「美術」と「総合学習」

▼忍者博物館を訪れたら「社会」と「体育」

▼移動中のバスで映画を観賞したら「国語」と「英語」

▼神戸の夜景を2時間観賞すれば「芸術」

遊んでいれば授業を受けたことになり、卒業できる仕組みだ。驚くのは、今年卒業見込みの通信制の生徒約400人のうち、61人が大学進学、73人が専門学校に進学する予定だったということだ。ホームページ上でも進学実績を自慢げに公開している。文科省教育制度改革室の担当者はこう言う。

「『おみやげを見る』も『アイスクリームを食べる』も『レストランで夕食』も同じ“家庭科”を履修していたことになっています。学習指導要領から大きく逸脱していて、悲惨な水準の内容。こんな授業で卒業資格を与えるのは明らかにおかしい。緊急的に対応することも検討しています」

支援金の不正受給事件では、国が生徒に代わって支払う授業料を、架空の生徒をデッチ上げて受け取っていたことがわかっている。ユーレイ生徒に、まともな授業もゼロ。要は実態の怪しい学校に税金が払われ続けていたわけだ。

「ウィッツ」の開校は2005年9月。約10年半もの間、なぜ、こんな“デタラメ学校”が野放しにされてきたのか。同校の創設者と親密な関係を築いていたのが下村博文前文科相だ。

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創設者は下村氏の後援会「全国博友会」の会長で、経営する塾を通じて政治献金も続けていた。ウィッツの設立時、下村氏はちょうど文科政務官を務めていた。下村氏は後援会の“ドン”のデタラメを知っていたのか。下村事務所は「担当者が出払っている」と答えるのみだった。